社員インタビュー
土木技術者(実験・計測担当)
自社での技術開発のための実験や計測のほか、お客様が行う実験や計測のサポートを行います。また実験を企画したり、機器開発に関わることもあります。
地質・計測チーム
H.K
京都大学 工学部地球工学科
2007年入社
これまでのキャリア
入社後、現在のチームに配属
実験・計測や研究開発サポート
これが私の仕事
ー地盤や岩盤。地下世界を対象とした実験・計測業務
地下の構造物や研究施設に赴き、今見えない地中の状態を探査したり、構造物の変状を調査・予測します。 トンネルを掘削する、あるいは地下構造物を建設する際、建設する先の状態は掘ってみるまで実状がわかりません。しかし何もわからないまま闇雲に掘り進めてしまうと、崩落や水没など大きな事故へと直結してしまいます。私たちの仕事は、直接視認できない地盤や岩盤の内部を探査する、あるいはその探査手法を新たに開発し、研究や実験により確立していくことです。 防災や減災、安全のために、様々な計測データを取得・分析し、環境へ与える影響や今後起こりうる事象を予測するところにやりがいを感じています。
仕事ばなし
ーかかわった公共構造物は長く残り続ける
入社してから8年目の頃、使用中のトンネルに対して変形を計測するシステムを提案し、設置しました。
設置までの工期が非常に短く、使用中のトンネルということで車両の行き来を妨げるような手法を用いることができないということが課題でした。難しい現場でしたが、理論の提案と検証から、装置の作成、ソフトウェアの作成、データ収集までのネットワーク構築、現場との調整まで、先輩や仲間たちとの協力をもとに無事納品まで間に合わせることができました。 弊社で所有する技術は数値シミュレーションからプログラミングまで幅広いものですが、その全てを存分に使ってカタチにできることが醍醐味です。 トンネルなどの公共構造物は何十年と残り続けますので、後に自分のかかわった現場を通る時は、当時の業務を思い出して感慨深いものがあります。
私がこの会社を選んだ理由
ー土木分野の重要性と最前線で、最先端の技術に触れられるところ
就職活動中は漠然と土木系の職種を思い描く程度で、明確なビジョンもないままいくつかの企業を訪問していました。そんななか大学の教授から当社の紹介を受けたのですが、面接では当時の社長(現会長)から土木業界の将来、会社の理念について熱く説明を受けました。 これにより改めて土木という分野に対して興味を持ったことと、大企業ではなく中小企業だからこその、より現場に近い最前線で最先端の仕事ができそうだ、と感じて入社を決めました。
私が感じるこの仕事のポイント
職種系統 | 建築・土木技術者 |
仕事の中身 | 生活基盤となる社会インフラを作るサポート |
仕事のスタイル | 慎重さと正確さが問われる仕事。地道な作業が多いです。 |
仕事でかかわる人 | 社内外のその道のプロと呼ばれる人と一緒に進める仕事です。経験すればするほど身につきます。 |
仕事で身につくもの | 客観的に整理・分析する能力が身につきます。 |
特に向いている性格 | 信念を持って物事に取組むことのできる人向きの仕事 |
先輩技術者から就活アドバイス
大学での4年あるいは6年間に比べて社会に出てからの時間は圧倒的に長く、入社した後もたくさんのことを勉強し経験していくこととなります。 大学での学部や学科、研究内容に縛られずに、その会社の職種や業務内容に興味を持って続けていけるかを考えることが大切だと思います。