計測系ソフトウェア
Geo-Tomography/TT(2次元弾性波)
トモグラフィは物理探査で用いられる逆解析技術の一つで、一般的には探査対象領域を取り囲む形で探査線を配置し、領域内部の物性(弾性波速度、比抵抗など)の分布を調べる技術です。 本製品は、2点間で得られた弾性波速度の走時より、探査対象領域の弾性波速度分布を求めるソフトウェアです。解析の手法には、アイコナール方程式と最小二乗法を用いた独自の逆解析手法を用いています。
製品特徴
- 解析精度の向上のために不等間隔メッシュを採用
- アイコナール方程式をもとにした波線経路の算定方法
- バイアス誤差の導入(スローネスと共に算定を行うオプション)
プリプロセッサ機能
- マウス操作・数値入力によるモデル作成機能・境界条件設定・計測点の設定・物性の一覧編集機能
- 分割数指定機能により、要素細分化が可能なメッシュ作成機能
- 計測データプリチェック機能(走時減衰曲線図)
ポストプロセッサ機能
- コンター/色分け/要素色分け図表示機能(走時/速度)
- 分析グラフ
(残差分布図/残差頻度分布図/残差履歴曲線図) - 解析結果エクスポート機能(テキストファイル形式)
- 数値データ/コンター図等のコピー&ペースト機能
適用問題
- 空洞探査
- 断層探査
- 板叩き法の解析 など


項目 | 動作環境 |
---|---|
CPU | IntelPentium(TM)シリーズまたは、それらと互換性のあるCPU |
メモリー | 実装256MB以上 |
ハードディスク | 30MB以上の空き容量(製品インストール時) ※解析実行時には、解析データの規模により、さらに多くのディスクが必要となる場合があります。 |
ビデオカード | VGA(640×480)TrueColor以上表示可能なもの |
OS |
Microsoft® Windows XP/Vista/7.以下のMicrosoft® Windowsにて動作確認を行っております。 日本語 Microsoft® Windows XP Professional Edition / 日本語 Microsoft® Windows Vista / 日本語 Microsoft® Windows 7 |
I/Oポート | 使用するハードウェアロックキーのタイプにより、USB1.0互換(Aコネクタ)が必要となります。 |
その他 | キーボード・マウス・ディスプレイ(またはそれらに類するもの) |
説明 | ||
---|---|---|
基本システム | プリ/ポスト | 節点・要素上限数:設定なし、登録材料上限数:200、1次要素(6面体/5面体)対応 |
解析プログラム | 節点・要素上限数:設定なし ※節点・要素条件数は設定材料数・設定境界条件等により変動 順解析モード/逆解析モードあり ※単独または組み合わせでの解析が可能 | |
計測点設定 | 自由に設定可能(メッシュ頂点以外でも可) | |
結果出力 | コンター図/色分け図/面コンター図(走時/速度)、分析グラフ出力(残差分布図/残差頻度/分布図/残差履歴曲線図)、テキスト出力 | |
年間サポート (有償) | ・メール/電話での使用方法サポート ・バージョンアップ料金の割引 |