高精度な計測
高精度傾斜計
本傾斜計は、水圧破砕などによって発生した地下深部のキ裂を地表面の傾動から検知するために開発されたものです。 このため、驚異的な高感度を有しており、土木や防災関連の分野でも様々な応用が期待できます。地層科学研究所では、1nRの分解能を持つ本傾斜計を用いた地盤変形の精密な計測、計測データの分析を行います。
概要
岩盤斜面などでは、潮汐や温度変化、日射、降雨などが岩盤の変形に影響を及ぼします。 この影響を独自開発の時系列解析技術により除去し、計測データの精密さを保ち、変位分析を行います。 また、Geo-Netを用いてインターネットを経由して計測データの閲覧・管理を行うことができます。傾斜計特徴
- 岩盤の微細な傾斜をモニタリングし、地下深部の構造変化を推定
- 気泡式の傾斜センサーにより、高い安定性と1nRという驚異的な高感度を実現
- ボアホールに収まる小型・軽量構造で、自動レべリングにより取扱も容易
傾斜計仕様
- センサー解像度:1nR
- 測定レンジ:±10°(自動レべリング)
- 変位計寸法:外形64mm×1070mm
- 重量:約4kg
